鬼武者新作でCPU31種検証 X3Dが最速
Capcom新作「鬼武者 Way of the Sword」で31種CPUを検証。X3Dが旗艦品を約10%上回り、12コア品の不振も判明した。
Capcomは2026年にResident Evil RequiemとPragmataを投入した。 その締めくくりとしてOnimusha: Way of the Swordを発売した。 同作は自社製のRE Engineを採用している。 高い拡張性で幅広い構成に対応する点が特徴だ。
Tom’s Hardware の Jake Roach の報道では、無料の検証用機能を使った比較が行われた。 対象は31種のCPUに及ぶ。 新型のCore Ultra 7 270K PlusからRyzen 7 2700Xまでを含む。 GPUへの依存が強い作品でCPUの差がどう表れるかが焦点だ。
RE Engine is heavier on the GPU than the CPU
原文の引用が示すとおり、負荷の中心はGPU側にある。 それでもCPUによる差異は確認された。 特にX3D品の優位と12コア品の不振が目立った。
31種CPU検証の条件と測定手法
検証はUltra設定で実施された。 光線追跡は無効化されている。 DLSSやFSRも使用していない。 解像度は1080pに固定された。
組み合わせたGPUはRTX 5090の創始者版である。 CPUの差を分離する狙いがある。 測定区間は約5分の検証機能のうち後半部分だ。 前半は実時間描画の中間場面が中心である。 後半は操作場面となり負荷が上昇する。
Tom’s Hardware の Jake Roach の報道では、操作場面を選択したとしている。 各CPUで3回実行し中央値を採用した。 外れ値は除外して再測定する手順だ。 場面差による変動を抑える意図がある。 製品の絶対性能より拡張性の把握が目的だ。
測定環境の構築では基盤側の対応も重要になる。 Linuxでは資源割り当ての改善が続いている。 Linux 7.2-rc1リリース、AMDGPU HDMI 2.1 FRLやCache Aware Schedulingを統合 が示す方向性はCPU性能の引き出しと関係する。 検証用機器の運用では安全性の確保も欠かせない。 Microsoft Defenderの特権昇格脆弱性「RoguePlanet」公開 のような事例は権限管理の重要性を示す。 検証手順の再現性では実行環境の整備も課題だ。 GNOME OS Test Center、Apple TestFlightに着想 のような仕組みは配布と検証の効率化に寄与する。
REエンジンの特性と負荷の内訳
RE EngineはCapcomの内製基盤である。 Resident Evil Requiemでも採用された。 Pragmataでも同様の基盤が使われた。 複数作品での実績を持つ。
同基盤は描画負荷の配分がGPU寄りだ。 そのためCPUの差は表れにくい。 今回の検証でも全体の落ち込みは緩やかだった。 世代が古い製品でも動作自体は成立した。
一方で操作場面ではCPU負荷が高まる。 描画命令の発行や場面遷移の処理が増える。 物理演算や人物制御の負担も加わる。 中間場面と操作場面で傾向が異なる理由だ。
検証機能の構成は前半と後半で性格が違う。 前半は映像再生に近い負荷である。 後半は入力に応じた処理が求められる。 CPUの拡張性を見るうえで後半の選択は妥当だ。
12コアRyzen 9に見られた不振の兆候
今回の結果で異質だったのは12コア品の振る舞いだ。 Ryzen 9 7900XはRyzen 5 7600Xを約3%下回った。 Ryzen 9 9900XもRyzen 5 9600Xを約1%下回った。 上位品が下位品に及ばない逆転が生じた。
12コア品は2つの計算集合を内蔵する構成だ。 集合をまたぐ通信で遅延が生じる場合がある。 特定の作品ではその影響が表れやすい。 今回の逆転も設定の影響と見る余地がある。
8コア以下の製品では順当な序列だった。 中心数の増加が性能に直結しない例だ。 作品側の最適化との相性が問われる。 利用者にとっては選択の難しさにつながる。
この現象が恒常的なものかは不明だ。 検証機能の場面に固有の可能性もある。 製品版の更新で変化する余地もある。 継続的な確認が必要な領域だ。
X3Dの優位と新型Core Ultraの位置
見出しが示すとおりX3D品は旗艦品を約10%上回った。 追加の緩衝記憶が操作場面で効いたと見られる。 描画命令や資料参照の遅延を抑える効果がある。 GPU寄りの作品でも差が出た点は注目だ。
Intel側ではCore Ultra 7 270K Plusが検証された。 結果はRaptor Lake Refresh世代に後れを取った。 新型が旧世代に及ばない構図だ。 効率や機能とは別に遊戯性能の課題が残る。
Raptor Lake Refreshは動作周波数と応答性に強みがある。 既存作品との相性も蓄積されている。 新型の機構が十分に生かされていない可能性がある。 基盤側の対応が追いついていないと見る余地もある。
X3Dの優位は緩衝記憶の重要性を示す。 中心数や周波数だけでは決まらない。 遊戯用途では記憶階層の設計が効く。 今後の製品選定の指標になると評価できる。
旧世代CPUでも維持される実用性能
Ryzen 7 2700Xは10年近く前の設計だ。 それでも1080pのUltra設定で約90FPSに近づいた。 RTX 5090との組み合わせでCPUに制約された条件だ。 光線追跡なしとはいえ実用的な水準だ。
RE Engineの拡張性の高さを示す結果だ。 描画設定の調整でさらに余裕が生まれる。 解像度を上げればGPU制約が強まる。 CPUの世代差はさらに縮まる可能性がある。
31種という規模は比較の基準として価値がある。 序列の把握だけでなく外れ値の検出に役立つ。 12コア品の問題は規模があったからこそ目立った。 単品の測定では見逃された可能性がある。
製品版では場面による変動が残る。 検証機能の数値が全場面を示すわけではない。 終盤場面で負荷が上がる可能性もある。 購入判断では設定と解像度の条件を確認すべきだ。
編集部の見解
短期的影響について述べる。今後3か月から6か月ではX3D品への注目が高まると見る。遊戯用PCの構成相談では緩衝記憶の有無が基準になると評価する。一方で12コア品の不振は価格付けに影響すると見る。販売側は対象作品の相性を明示する必要が出ると評価する。
長期的視点について述べる。1年から3年では記憶階層の競争が強まると見る。中心数の増加だけでは差別化が難しくなると評価する。RE Engineのような拡張性の高い基盤は旧世代の寿命を延ばすと見る。買い替え周期の長期化につながる可能性があると評価する。
編集部からの問いを示す。12コア品の不振は設計の問題なのだろうか。作品側の割り当てに原因があるのだろうか。検証機能の場面選択は妥当だったのだろうか。実操作の多様性を十分に捉えているのだろうか。利用者は何を基準に選ぶべきなのだろうか。
参考
- 「 Benchmarking 31 different CPUs in Onimusha: Way of the Sword — X3D beats flagships by 10%, 270K Plus falls behind Raptor Lake Refresh 」, by Jake Roach — Tom’s Hardware, 2026-09-03T12:32:30.000Z (ARR)
- 元記事URL: https://www.tomshardware.com/pc-components/cpus/benchmarking-31-different-cpus-in-onimusha-way-of-the-sword-x3d-beats-flagships-by-10-percent-270k-plus-falls-behind-raptor-lake-refresh
よくある質問
- Onimush
- Way of the SwordのCPU検証はどのような条件で行われたのか A: Ultra設定、光線追跡無効、DLSSとFSR無効、1080pで実施された。GPUにRTX 5090を使いCPUの差を分離した。各CPUで3回測定して中央値を採用し、外れ値は再測定した。
- なぜ12コアのRyzen 9が下位品を下回ったのか
- 7900Xが7600Xを約3%、9900Xが9600Xを約1%下回った。2つの計算集合をまたぐ設定の影響と見る余地がある。作品側の最適化との相性も関係する可能性がある。
- 古いCPUでも同作は動作するのか
- Ryzen 7 2700XとRTX 5090の組み合わせで1080p Ultra設定でも約90FPSに近づいた。RE Engineの拡張性が高いことを示す。設定調整や高解像度化で世代差はさらに縮まる可能性がある。
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