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AI時代にエンジニアに必要な3スキル

元Yahooエンジニアの岩本氏は、AIを使いこなす力だけでなく、ビジネス戦闘力と人間力が不可欠だと指摘する。

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AI時代にエンジニアに必要な3スキル
Photo by Markus Winkler on Unsplash

元Yahooエンジニアで株式会社PRUM代表の岩本氏は、AI時代のエンジニアに必要なスキルについて、自身の経験を基に考察を発表した。Qiitaの記事によれば、単にAIを使いこなす能力だけでは生き残れず、ビジネス戦闘力と人間力の3つが不可欠だと主張する。この見解は、急速に変化するテック業界において、エンジニアの評価基準がどこに向かうかを示唆するものだ。

従来のエンジニアリングは、基本的に受け身の作業であった。「これを作ってください」と定義されたものを開発するスタイルが主流だった。しかし、AIエージェントや自動化ツールが進化し、指示自体をAIに投げれば形になる時代が到来する。このようになると、言われたことを実行するだけの人は、急速にその価値を失う可能性がある。岩本氏は、エンジニアからコンサルのような役割へと仕事のレベルを上げる必要性を説く。

岩本氏が挙げるAI時代に必須な3つのスキルは以下の通りである。

1. AIを使いこなす力

これは、どんなAIツールでも一定程度調べれば使いこなせるようになる力である。たとえば、60秒のCM作成を依頼された場合、未経験でも形にできる能力が問われる。2026年現在、Claude Codeのようなツールが登場し、パソコンでの作業が大幅に自動化されている。以前はAIエージェントを製品として販売する企業が存在したが、現在では一般の個人でも自作できる時代だ。ここで、新しいツールに出くわした際に自分で触ってみるかどうかが、明確な差を生む。 Qiitaの記事では、この力が前提となるとされている。

2. ビジネス戦闘力

別の言葉で言えば、コンセプチュアルスキルに相当する。論理的な思考力、多方面への視野の広さ、柔軟性、抽象化と具体化を往復できる力、なぜなぜと分析できる力、全体を俯瞰して見れる力などを含む。要は、仕事ができる人の力であり、業界や職種が変わっても通用する。岩本氏は、AIを使いこなせつつビジネス戦闘力が高い人が、これからの時代を生き残ると見ている。逆に言えば、この力が伴わない人は厳しい状況に陥る可能性がある。彼自身、新卒の頃はこの力が欠如していたが、社会人になってからの継続的な思考訓練で鍛えられたと語る。 [AI時代の「品味」、取捨選択が中核スキルに] でも、同様にコンセプチュアルな能力が重視される trends が論じられている。

3. 人間力

人間的に信頼されるかどうか、一緒に仕事したいと思われるかどうかである。バスケットボールを例にとると、スキルが均一化された場合、勝敗を分けるのは地頭の良さとチームに貢献する人間力になる。スキルのみで評価された時代は終わり、チームを盛り上げたりサポートしたりできる人の評価が高まる。 [傅盛が語るAI時代、若者台頭と経験価値の低下] でも、経験の価値が低下する中で、生身の人間らしさが逆転して重要性を増すと指摘されており、人間力の核を成す要素だ。

行動指針と今後

岩本氏は、AIエンジニアが磨くべき3つの行動指針を提示する。第一に、AIツールはまず自分で触って調べること。第二に、「なぜ」を繰り返し、抽象化と具体化を往復する練習をすること。第三に、一緒に働きたいと思われる振る舞いを意識することだ。これにより、スキルが均一化する世界で、個人の論理的思考力と人柄が最大の武器となる。

編集部の見解

短期的には、企業のエンジニア評価基準にビジネス戦闘力や人間力の要素が急速に組み込まれる可能性がある。採用面接や評価制度で、単なる技術スキルだけでなく、問題提案能力や協調性が重視される場面が増えるだろう。AIツールの習熟度も、基礎能力として前提とされ始め、先行者は確実に優位に立つ。

長期的には、エンジニアリングの職域全体が再定義される。AIが routine な開発を担う中で、人間はコンセプト立案や人間関係構築に集中する役割へと移行する。教育機関や企業のトレーニングプログラムは、コンセプチュアルスキルと人間力の育成に重点を移す必要に迫られそうだ。

編集部が問いたいのは、このスキル転換において、個人と組織の責任分界点はどこにあるかということだ。企業はどのようにエンジニアの再教育を支援すべきか。また、個人は如何にして自己研鑽を体系化し、スピード感を維持するのか。AI時代のエンジニア像は流動的であり、答えはまだ定まっていない。

参考

出典: Qiita

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