Take-Two、GTA VIリーカー特定へDiscordとMicrosoftに召喚
GTA VIの発売を控え、Take-TwoがGitHubのリポジトリとDiscord上の複数アカウントの情報開示を求め法的手続きに着手。漏洩対策の新たな局面を報じる。
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Take-Twoは、自社の子会社Rockstar Gamesが開発する『Grand Theft Auto VI』(以下GTA VI)の未公開映像が漏洩したことを受け、情報源の特定に法的手続きを動かしている。Kotakuの報道によれば、同社はニューヨーク南区連邦裁判所にMicrosoftとDiscordに対して召喚状(subpoena)を求める2件の請願を提出した。
Microsoftに対して求める情報
GTA VIの映像は8月18日からオンライン上で出回り始めた。Take-Twoは直ちに削除要求を発出したが、情報の拡散は防げなかった。
Microsoftに対してTake-Twoが求めるのは、GitHubリポジトリに関連する情報だ。同リポジトリには「音映像コンテンツ、アートワーク、画像、台詞、その他のクリエイティブ要素」を含む著作権材料が掲載されていたとされる。
具体的には、Microsoftが「cyberleek」という人物(または人物群)について実施した内部調査に係る「業務記録および調査記録」の開示を請求している。GitHubはMicrosoftが2018年に約75億ドルで買収したソースコードホスティングプラットフォームであり、同社が保有するユーザー情報やリポジトリの管理記録が対象となる。
Discordに求めるアカウント情報
Discordに対しては、さらに広範囲の情報開示が求められている。Kotakuの記事によれば、Take-Twoが対象としているのは以下のアカウントおよびサーバーだ。
- ユーザー「CYBERLEEK」「CINEMATICROCKSTAR」「Surfer24k」の3アカウント
- GTA Vのコンテンツ制作者DarkViperAUが運営するDiscordサーバー
- 「!Odyssey」と名付けられた別サーバー
Take-Twoは、これらのアカウントに関する全個人情報、氏名、電話番号、リンクされた別アカウント、およびGTA・Rockstar・Cyberleekに関連して共有された全コンテンツの開示を求めている。DarkViperAUのサーバーが含まれていることについては、同クリエイター自身が何らかの関与をしているという示唆ではなく、漏洩情報が同サーバー経由で流通した可能性を示唆するものと見られる。
漏洩は拡大、Netflix独占公開も懸念に
映像の流出以降、「CyberLEEK」あるいはその集団がGTA VIの動作可能なビルドを保持していることを示唆する新たな動画も確認されている。Take-TwoとRockstarは当初、8月27日にNetflixとの独占配信契約を通じてGTA VIの「 Extended Look( extended look)」を公開する計画を進めていた。本次の漏洩拡大は、このマーケティング戦略に影響を及ぼす可能性がある。
過去の漏洩事件との関連
GTA VIの漏洩は今回が初めてではない。2022年にはハッキング集団Lapsus$の18歳メンバーが、アマゾンのFire TV Stickを用いて映像を公開するという前例がある。同メンバーは精神衛生評価の結果、公判に耐えられないと判断され、釈放後にサイバー犯罪に復帰する意囲を示したことで、裁判所から無期限の入院命令を受けた。
Take-Twoが今回とった法的手続きは、ゲーム業界がリリース前の情報管理に直面する課題の深刻さを示している。GitHubやDiscordは、オープンなコミュニティ運営とユーザー保護を軸とするプラットフォームであり、著作権者の情報開示請求をどこまで受け入れるかは、今後のオンラインプラットフォームのガバナンスに影響を及ぼす論点と言える。
編集部の見解
短期的影響: Take-Twoの法的手続きは、GTA VIの正式リリースに向けた情報統制の試みであると同時に、今後の大型タイトルにおけるリリース前セキュリティの基準を問うものだ。GitHubとDiscordが召喚状に応じるかどうかは、プラットフォームの法的義務とユーザー信頼のバランスにかかっている。11月の発売まで3ヶ月を切る中、同社は漏洩拡大の抑制とNetflix独占公開の両立という二重の課題を抱える。 長期的視点: 今回の事例は、大手ゲーム出版社がGitHubのリポジトリ管理から漏洩情報を遡及しようとする初の重要な事例であると見られる。プラットフォーム事業者が著作権者の法的要求にどこまで応じるべきかという議論は、今後さらに加速するだろう。加えて、Discordサーバーを法的手続きの対象に含める動きは、コミュニティプラットフォームの匿名性が再定義される可能性を示唆している。 編集部からの問い: 問いとしては、プラットフォームがユーザーの匿名性を保護する権利と、著作権者の法的権利の間でどのような基準で判断を下すべきかが検証されなければならない。
参考
- 「Take-Two subpoenas Discord and Microsoft in hunt for GTA VI leaker」, by staff@engadget.com (Ian Carlos Campbell) — Engadget, 2026-08-21T20:47:17.000Z (ARR)
- 元記事URL: https://www.engadget.com/2241941/take-two-subpoenas-discord-and-microsoft-in-hunt-for-gta-vi-leaker/
よくある質問
- Take-TwoがMicrosoftに求めるGitHubリポジトリの情報とは何か
- GTA VIの著作権材料が掲載されていたとされるGitHubリポジトリに関連する情報であり、具体的には「cyberleek」の人物についてMicrosoftが実施した内部調査の業務記録および調査記録の開示が求められている。音映像コンテンツやアートワークなどの著作権物が同リポジトリに含まれていたとされる。
- Discordに対してどのような情報の開示が求められているか
- 「CYBERLEEK」「CINEMATICROCKSTAR」「Surfer24k」の3アカウント、DarkViperAUのサーバー、「!Odyssey」サーバーに関する全個人情報、氏名、電話番号、リンクされたアカウント、およびGTAやRockstarに関連して共有された全コンテンツの開示が求められている。
- 2022年のGTA VI漏洩事件とはどのようなものだったか
- ハッキング集団Lapsus$の18歳メンバーがアマゾンのFire TV Stickを用いてGTA VIの映像を公開した事件である。同メンバーは精神衛生評価の結果公判に耐えられないと判断され、釈放後にサイバー犯罪に復帰する意図を示したため、無期限の入院命令を受けた。
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