Framework、BIOS更新でRyzen 7040機が起動不能に 対応策は
Framework Laptop 13のBIOS更新が Ryzen 7040搭載モデルを起動不能にする事例が相次ぐ。保証期間外の基板交換にも例外対応を実施。
AFFILIATE_PRODUCTS: Framework Laptop 13
Scharon Harding が Ars Technica で報じた記事に基づく。
BIOS 3.20更新で起動不能に
Framework Laptop 13のAMD Ryzen 7040シリーズ搭載モデルにおいて、BIOS更新による起動不能の報告が相次いでいる。Frameworkは2023年から同モデルの組み立て済みPCおよび互換主板(マザーボード)の出荷を開始しており、2026年6月にBIOS 3.20を公開した。この更新は、上位モデルのFramework Laptop 13 Pro向けにタッチパッドや新スピーカーへの主板対応を追加し、再起動後にバッテリーエクステンダーの状態が正しく表示されない問題の修正を含んでいた。
Frameworkの公式フォーラムでは、複数のユーザーが更新の失敗を報告している。
「更新プロセスが途中で停止した。画面は黒く、2つのドットとFrameworkロゴが表示されるプログレスバーが消えない。約3時間放置しても進行しない。電源ボタンを長押ししてもシャットダウンできない」
多数のユーザーが影響を受ける
Forumユーザー「Sven」が2026年7月に投稿したこの報告は、 dozen件以上の類似報告の一つに過ぎない。Progress barが停止し、マシンの電源を切る手段がなくなる事態が広く発生している。Ars TechnicaがFrameworkに影響範囲を問い合わせたところ、同社は「小割合のFramework Laptop 13 7040シリーズでBIOS更新後にブート不能になる報告を受けている」と回答した。原因の詳細な調査は継続中とした。
值得注意的是、2025年3月頃からRyzen 7040搭載モデルでのBIOS更新トラブルの報告が確認されており、今回の3.20版は最新の事例である。
保証期間外でも例外対応へ
一部のユーザーは、Frameworkのサポートから「新しい主板が必要だが、保証期間を過ぎているため無料対応不可」と説明されていた。しかし、 Ars Technicaへの声明で同社は方針を転換した。
「保証期間内の主板の交換に加え、安定版BIOS更新が原因でブート不能になったことが確認できる保証期間外の主板についても、例外的に交換を実施する」
さらにFrameworkは、更新失敗時の回復手段として「Crisis Recovery Mode」BIOS機能の導入を発表した。最新のFramework Desktop BIOSにはこの機能が実装済みであり、今後のBIOS更新サイクルでLaptop 12、13、16の各モデルに展開する予定である。
原因の推測と技術的背景
BloggerのGuanzhong Chenは自身のブログで、主板が破損した経験を詳細に記録した。同氏は問題の根源として、「表示画面上にランダムなメモリ内容が出力されるソフトウェアバグ」を指摘している。BIOS更新过程中におけるメモリ管理の異常が、フリーズと起動不能を引き起こしている可能性を示唆する報告だ。
編集部の見解
Frameworkの例外対応は、保証期限を過ぎたユーザーから見た場合、信頼回復に向けた必要な措置と評価できる。ただし、「Crisis Recovery Mode」の実装がLaptop全モデルに到達するまでにどの程度の時間がかかるかは不透明だ。当面、Ryzen 7040搭載ユーザーはBIOS更新を見送る判断が合理的だ。 長期的には、this incidentはmodular laptopの開発におけるテスト工程の重要性を浮き彫りにしている。BIOS更新は組み込み分野で最もリスクの高い操作であり、更新失敗を自動的に回復できる仕組みは設計段階から組み込むべきだったとの指摘が出そうだ。Frameworkはユーザー主導のハードウェア革新を掲げるがゆえの脆弱性を突かれた格好であり、更新プロセスの品質管理は今後のブランド価値を左右する論点になる。 本件が問うのは、modular designとfirmware stabilityの両立可能性だ。モジュール交換を前提とした製品設計では、BIOSやファームウェアの互換性検証が従来のワンスルー型PCよりも複雑になる。
参考
- 「Framework responds to complaints that BIOS update bricks Ryzen 7040 laptops」, by Scharon Harding — Ars Technica, 2026-08-19T20:21:59.000Z (CC BY-NC-ND)
- 元記事URL: https://arstechnica.com/gadgets/2026/08/framework-responds-to-complaints-that-bios-update-bricked-ryzen-7040-laptops/
よくある質問
- FrameworkのBIOS 3.20更新で起動不能になった場合、どうすればよいか
- 現時点ではFrameworkのサポートに問い合わせて例外対応を申請することが推奨される。同社は安定版BIOS更新が原因でブート不能になったことが確認できる保証期間外の主板についても、例外的に交換を実施すると発表している。Crisis Recovery ModeはまだLaptop 13に実装されていないため、現在の自救措置としては電源ボタンの長押しによるシャットダウンを試行し、不可能な場合は公式フォーラムで報告することが有効だ。
- 同じ問題がFramework Laptop 16など他のモデルにも発生しているか
- 今回の報告は Ryzen 7040シリーズ搭載のFramework Laptop 13に集中している。Frameworkの声明によれば、「Crisis Recovery Mode」は今後のBIOS更新サイクルでLaptop 12、13、16の各モデルに展開する予定であり、Laptop 16でも同様の更新が計画されていることが示唆される。ただし、Laptop 16に同様の不具合が発生しているという報告は現時点では確認されていない。
- BIOS更新の失敗を避けるための予防策はあるか
- BIOS更新を実施する前に、十分な電源供給を確保し、更新中の電源断を防ぐことが基本となる。Frameworkのフォーラムでは、更新前にバックアップを取ることや、公式に問題が報告されている更新バージョンの適用を見送ることが推奨されている。Crisis Recovery Modeが実装されれば、更新失敗時のリカバリ手段が確保される見通しだ。
コメント